長野県岡谷市鉢伏山移動



    岡谷市の移動ポイントとしては、高ボッチが有名です。

 ここは岡谷市と塩尻市の境なので、2市の運用はできるし、車で上がれて駐車するスペースもいっぱいあって楽に運用できて、おまけに眺めも抜群。 ここで移動運用したことあるっていう人も多いと思います。

 眺めが良いだけあって、ほとんどの方向に飛びも良いのですが、1エリアの南部、特に東京都内とその周辺に対してはあまり信号が強くありません。
ちょうど、八ヶ岳と奥秩父という、2500m以上の山の固まりを2つも越えなきゃならないからでしょうか。
と言うわけで、今回は、高ボッチのすぐ北側で、高ボッチより標高が300mほど高い鉢伏山(1929m)に登ってみました。

 (1999年)10月24日早朝、塩尻市の崖の湯側から高ボッチに向かいました。

 東京から直接高ボッチへ行くときは、国道20号で塩尻峠を越えて2kmほど先を右折して上がってくるのですが、今回は前の晩に塩尻北インターそばの健康ランドに泊まった関係で、こちらから上がりました。

 早朝の松本盆地は、濃ーい朝靄状態でしたが、高ボッチに着く手前でスコンと雲の上に飛び出した感じで、快晴になりました。
この日は松本盆地・諏訪盆地ともに見事な雲海で、その上に中部山岳のほとんどの山が乗っかって見えるという最高の景色を見ることができました。

 鉢伏山へは、高ボッチから北に向かって更に上がって行きます。 山頂直下には駐車場があり
(有料500円です)、ここから20分程度の歩きで山頂です。こちらの眺めも絶景でした。

 山頂付近は、非常になだらかで立木もほとんどないため、アンテナはどこでも立てられそうです、
(実際は、自然保護のため?、歩道から外れないように、と書かれています)。

 山頂三角点の数10m南側に広場があったので(ここには展望台もある)、ここで運用しました。無風快晴で、アンテナも難なくフルアップ(7mh)できました。

 さて、肝心の電波の飛びですが、正直なところ高ボッチとあまり違わないようです。300mの標高差に期待したのですが、都内方向は越えなきゃならない山がもっと高いので、変わらないようです。
それ以外の方向に関しては、(高ボッチと同様ですが)グランドウェーブでよく飛んでくれます。
飛びが悪くなくても、このシーズンはDXのコンディションが良いと、移動してもあまり呼ばれません。
この日も9時頃から14時頃までの約5時間で、130局程でした。



鉢伏山山頂の展望台横で運用。
左手下が高ボッチ。


鉢伏山から見た松本盆地の
雲海と北アルプス。