山梨県西八代郡市川三郷町(釈迦ヶ岳 標高1271m) 2015/6/7 交信数:67

これまで西八代郡で運用したことが無いので、なるべく短時間で山頂に立てて、そこそこ標高のある山を探して、行ってみることにしました。
この山は、市町村合併で一郡一町となった西八代郡の市川三郷町と甲府市の境界線上にあるのですが、甲府市として運用するなら他にもロケの良い山があるので、今回は市川三郷町だけの運用としました。
山頂から南西に200m位下ると南巨摩郡の身延町にもなりますが、その辺りには運用に適した場所はなさそうです。

市川三郷町としては比較的ロケが良さそうではありますが、都内方面に当たる東方向には、これまでも何回か移動運用をしている黒岳(1793m)をはじめとする御坂山塊や道志山塊など、今回の運用場所より高い山が多くある為、関東平野に強力に飛んで行くことは期待できそうにありません。
因みに、近くの御坂山塊にも釈迦ヶ岳(1641m)がありますが、今回の運用地はあまり知られていない方の釈迦ヶ岳です。
休日に山頂で1日運用していて、1組のハイカーが通り過ぎただけ、という静かな山です。

早朝の中央高速を甲府南ICで降りて、国道358を13kmほど南下し、右に折れて釈迦ヶ岳に巻き付く様に伸びる林道に入ります。
路面は舗装されていますが、所々、法面が崩れかけて石がゴロゴロしている個所があります。
走行には大きな支障はありませんでした。
釈迦ヶ岳を半周ほど回り込んだところで、登山口となる新八坂峠に到着。
近くに路肩が広くなっているところがあるので、ここに車を置いて出発します。

天気はイマイチ。雲が多く、目の前にあるはずの富士山は全く見えません。

登り口は、ほぼ崖です。ハシゴとトラロープがあるので、両手が使えれば特に問題はないのですが、アンテナポールを片手に持ったまま上り下りするには少し不便です。急斜面は尾根に乗るまでの数10mだけで、あとは比較的緩やかな斜面の登りになります。
40分ほどで山頂に到着しました。周りの木にブロックされて景色は望めませんが、小広く切り払われていて、アンテナを立てるには好都合です。
5エレ八木もチャンと立ちました。
リグとバッテリーをセットして、08:20より運用を始めました。
電波の飛びは、想像していた通りでした。
なんとか関東平野に電波は飛んでいますが、あまりガツンという強さが感じられません。
13:20まで約5時間、比較的のんびりと運用して撤収しました。
帰り際に、少し雲が切れて、木々の間から富士山の山頂付近が顔を見せてくれました。


移動運用機材 リグ
アンテナ
電源
: FT−857M
: 5エレ八木
: ニッケル水素電池(9Ah*2セット)


 
    DE JR1OBC  TNX