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茨城県 北茨城市(栄蔵室 標高882m) | 2017/6/10 交信数:91 |
先月、高萩市&日立市で移動運用した際に、茨城県北部は需要がありそうと感じたので、今回はそのお隣の北茨城市に行って来ました。
常磐道を北上して高萩ICで降り、更に県道111号線を北西に進みます。
始めは片側1車線づつの快適な道路(写真左)だったのですが、途中からは舗装はされているものの、道幅の狭い林道の様な道になりました。
高萩ICから約20km走ったところで、右手の林道に入って行きます。(写真右)
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この林道は砂利などで良く整備されています。
しかし、至る所に、水切りの為でしょう、段差と溝が切られています。十分に速度を落として通過しないと、車体がポンポン跳ねますので注意しましょう。
車高の低いクルマは腹を摺るかも知れません。
林道の入口から2km程で、広場の様な所に出ました。
今日はここに車を止めて歩きます。
実は、この広場の中を高萩市と北茨城市の市境が通っています。なので、ここにアンテナを立てて車内からこの2ポイントの運用をする局も多いと聞いています。
確かに、設営や運用に十分な広さがあり、標高も850m程あるのですが、周囲の地形が複雑なので、電波がスコーンと抜けて行きづらい様な感じがしました。
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7時過ぎに歩き始めました。
国土地理院の地形図で点線で描かれている部分が実際は林道でした。更に、栄蔵室に登る道が表示されていませんが、実際には良く踏まれた登山道があります。
要所要所に道標も付けられているので、迷うことはありませんでした。
今回は、8割が林道歩きです。
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歩き始めて25分程、07:30。短い急登を登り切ると、展望富士見台なるテラスに着きました。空気が澄んでいれば富士山が遠望できる筈ですが、今日は晴れてはいるものの、残念ながら見えません。
5エレ八木は無理ですが、3エレデルタループなら何とか仮設できそうです。但し、張り出している枝の影響で、3mh位が良いとこでしょう。
取りあえず、山頂に向かいます。
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更に1分程で山頂に着きました。案の定、ここは樹林帯の中で視界は全く利きません。
「えいぞうむろ」と読みます。昔々、栄蔵さんがこの山中に室(むろ=小屋)を建てたのが山名の由来らしいです。
「茨城県最高峰」? 茨城県で一番高い山は、福島県との県境にあって、VUの移動運用ポイントとしても有名な八溝山(1022m)のハズ。どうやら、他県と山頂を共有しない、茨城県の中にある山としては一番高い山、ということのようです。
なお、SOTAコードは、JA/IB-002です。(JA/IB-001は、八溝山です)
ここなら5エレ八木は立てられそうですが、フルアップ(6mh)は無理そうです。
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少し悩んだのですが、山頂で運用することにしました。
やはり、木の枝の張り出しが邪魔になって、4mh程度にしか上げられませんでした。
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山頂標識のすぐ横にあるベンチを一つ使って、お店を広げます。
08:55に運用を始めると、早速御馴染みの方々から声を掛けてもらいました。グランドウェーブに混じって沖縄からの信号も聞こえてきます。
1エリア近辺からのコールがひと段落すると、10時半ごろからはEスポで4〜6エリアの皆さんから立て続けに呼んでいただきました。
12時を過ぎた辺りからはCQの空振りが増えてきました。
この日の交信エリアの割合は、1エリアが約4割、Eスポによる4〜6エリアが約4割となりました。
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始めは風が無かったのですが、11時を周った頃から急に風が強くなりました。
いつもは、アンテナのブームの先にヒモを付けておき、アンテナが勝手に回ってしまわない様にしているのですが、今回はこれを忘れてしまいました。
この為、東京方面(南西)に向けていたアンテナが、いつの間にか西を向く様になっちゃう、の繰り返しでした。呼んでやろうかと思っていた方にご迷惑を掛けたかも知れません。
この日、半日運用している間に上がってきたハイカーが一人もいない静かな山頂でした。
午前中は、良い天気でしたが、13時をまわった頃、急に雲行きが怪しくなってきました。その少し前から遠くに聞こえていた雷も、突然近くで鳴り始めました。
もう少し粘ってみようかとも考えていたのですが、運用中に降られたら堪らないので、方針変更です。念の為に雨具を着込んで、速攻で撤収に掛かります。
30分掛からずに撤収を完了し下山準備ができたので一安心。まだ雨は落ちて来ていませんが、何時降り出してもおかしくない感じなので、13:30に下山開始しました。
中程まで下りてきたところで、ポツポツ降り出し、すぐに霧雨状態になりましたが、大して濡れることなく、20分程で車にたどり着きました。しかし、車のテールゲートを上げてその下に潜り込んだ途端に、土砂降りに。良いタイミングで下山できて、ラッキーでした。
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移動運用機材 |
リグ アンテナ 電源 |
: FT−857M
: 5エレメント八木(4mh)
: ニッケル水素電池(10Ah*2セット)
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