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山梨県 上野原市(雨降山 標高1177m) 2018/12/23 交信数:226

 年末恒例の1エリアAMコンテストに参加しました。
今日は曇りで夕方から雨の確率が高くなるという予報だったので、いつもの山に登っての運用です。

 昨年と同じく、06:30に歩き始めました。まだ日の出前とはいえ、晴れていれば薄明るくなっているはずですが、雲が厚いためでしょう、まだまだ暗いので、ヘッドランプを点けて歩きます。
写真は林道から尾根への取り付き地点ですが、樹林の中はまだ真っ暗です。


 3分の2ほど登って来ました。尾根の片側が少し開けているので、大分明るくなってきました。


 07:50に山頂東側の運用ポイントに到着しました。晴れていれば、この近くから富士山が綺麗に見えるのですが、今日は視界が全く利きません。というか、完全に雲の中にいる様です。

 早速設営に掛かりますが、予報より天気は芳しくありません。時折霧雨が降って来るので、予備で持ってきたレジャーシートで雨除けを張りました。風があったり、本降りになったらアウトですが、コンテスト終了まで何とか凌げました。






 リグをセッティングしていると、大きな問題が発覚しました。バッテリーとリグをつなぐ電源コードが見つかりません。自宅に忘れて来てしまいました。一瞬頭が真っ白に。
考えた挙句、バッテリーの出力に付けてあるコネクタを引き抜いて裸の銅線にし、リグの電源コネクタの各端子の穴にねじ込みました。かなり不安定なので、触らない様にそっとしておきます。リグの電源はちゃんと入りました。送信しても問題はなさそうでした。
写真では分かり辛いですが。


 いつもの様に10AHのニッケル水素バッテリーを2組用意してきたのですが、コンテストの最中に同様の作業をして交換する余裕はないので、今回は1組だけコンテストが乗り切れる様に、パワーを一番絞って運用することにしました。この状態で、搬送波出力は実測で約3W、それでも消費電流は約4AとFT−857は大食いです。これで3時間+α持ってくれれば良いのですが。
更に、近ごろはCQマシンが不調です。後半の呼ばれる頻度が下がる時間帯には、近年これに頼っているのですが、今年はCQマシンなしで乗り切ります。有ると無しでは疲労度が違いますね。

 コンテスト開始20分前の09:40には、周波数争奪の激しい50.500から600の間は、ギッシリです。丁度50.650がポッカリ空いていたので、ここで事前CQを出して確保しました。数局と交信して、そのままコンテストに突入しました。
呼びにまわる局は、バンドエッジの下から始める局が多いんじゃあないでしょうか。なので、600〜700という周波数は、出だしも大きなパイルにはならずコールも取り易くて、淡々とオペレート出来ます。まあ、空振りもありますけど。
最初の30分は57局で前回とほぼ同じペースでしたが、その後は各時間帯とも前回より下回っています。最後の30分で少し盛り返しましたが、果して。。。


 集計してみると、天気のせいで参加者が少なかったのか、出力を落とした為か、前回よりスコアが大分落ちました。DUPEを除いたQSO数は215(前回比−11)、マルチも113(前回比−17)と大幅に少なくなっていました。マルチの分析をすると色々なことが分かって来るのですが、今回は省略です。


 バッテリーは1組だけで最後まで何とかもってくれました。
13時のコンテスト終了後にローカル局とラグチュウモードに入ったのですが、西から本格的な雨雲が近づいているという情報があり、速攻で撤収して下山しました。おかげで、霧雨程度には会いましたが、ずぶ濡れにならずに済みました。
後日聞いた話では、ラグチュウモードに入った頃から変調が歪み始めたとのこと。バッテリーはギリギリだった様です。

 年々、上位局の得点差が縮小傾向にあります。参加者の全体の得点力のレベルが上がっているものと思われます。その為、チョットしたスコアの差で、大きく順位が入れ替わる可能性があります。
このコンテストは、結果の発表時期に大きなムラがあります。気長に発表を待ちたいと思います。


移動運用機材 リグ
アンテナ
電源
: FT−857M
: 5エレメント八木(6mh)
: ニッケル水素電池(10Ah)


 
    DE JR1OBC  TNX